こんにちは、宮本伸一です。
今年も残すところ1ヶ月を切り、気温も日に日に下がって寒くなってきました。
先日文京区より「令和2年度の重点施策」が公表されました。
現在文京区で実施されている1,000以上の施策(事業)の中でも区の姿勢として特に区民の皆様にお示ししたい、優先度の高い44施策です。予算編成にも反映されるポイントです。
その中で、公明党文京区議団が予算要望・一般質問などで要望してきた災害対策施策が令和2年度の予算に反映されました。
本日は、その災害対策施策のなかから下記の4つを紹介します。
・短区間の緊急道路障害物除去路線(ラストマイル)における無電柱化整備
・各種避難所開設キット導入事業
・災害情報システム再構築事業、一斉情報伝達システム導入事業
短区間の緊急道路障害物除去路線(ラストマイル)における無電柱化整備
事業概要
無電柱化整備済み又は計画のある緊急輸送道路から避難所等までを結ぶ短区間の緊急道路障害物除去路線について、無電柱化整備を進めるための基礎調査等を行う。
(文京区「令和2年度の重点施策」より)
要望経緯
台風15号、19号による被害として電柱の倒壊などがありました。文京区でも2年前から無電柱化を進めてきましたが、今年の台風の被災状況を見て、無電柱化を拡充するよう要望いたしました。先日、公明党文京区議団4名で、現在、調査・検討が進められている巻石通りの視察を行いました(添付写真)。来年度の重点施策に入りました「ラストマイルの無電柱化」の基礎調査に生かしてまいります。
各種避難所開設キット導入事業
事業概要
震災時の福祉避難所や妊産婦・乳児救護所、水害時における避難所において、開設キットを導入する。
(文京区「令和2年度の重点施策」より)
導入のポイント
これまでは一般の避難所に導入されてきた開設キットを、福祉避難所や妊産婦・乳児救護所、そして水害時における避難所にも拡充します。事前の訓練において活用され、有事の際に備えてまいります。
災害情報システム再構築事業、一斉情報伝達システム導入事業
事業概要
▼災害情報システム再構築事業
災害情報の収集・分析などの一連の業務を効率化・迅速化するため、現行の災害情報システムについて、ICT技術の導入や外部システム等との連携、外国人に向けた災害情報の多言語化の観点から再構築する。(文京区「令和2年度の重点施策」より)
▼一斉情報伝達システム導入事業
避難行動要支援者など、既存の情報伝達手段では適確な避難情報等を受信することが困難な区民等に対して、一斉情報配信システム機器を配布し、災害情報の伝達手段の多様化を図る。
(文京区「令和2年度の重点施策」より)
要望経緯
避難情報の伝達改善、また情報格差を解消するために要望してきました。台風19号の際の情報伝達についての課題を、災害対策調査特別委員会にても質疑・要望を行ってきました。今後、新たなシステムの導入にて、改善が図られるよう引き続き要望してまいります。
今回は災害対策施策と公明党文京区議団の取り組みについてご紹介しましたが、引き続き何度かにわたって文京区の「令和2年度の重点施策」についてご紹介していく予定です。
これからも区民の皆様の声を反映させるべく尽力して参りますので、お困りごとがありましたら小さなことでもお声かけください!
引き続き宜しくお願いいたします。
宮本