宮本伸一のブログ

災害対策調査特別委員会(2021年9月議会)

こんにちは。令和3年9月14日、災害対策調査特別委員会が行われました。私からの質問とそれへの答弁をご紹介します。

<感震ブレーカー購入助成の拡充を>

毎年行われている、文京区地域防災計画における各種施策の取り組み状況の報告がありました。下記が質問・答弁になります。

○宮本:

様々な取組と御報告ありがとうございます。 初めに、3ページの5番ですけれども、私と西村委員が大塚5、6丁目に住んでいまして、

これまでも西村委員から様々な御質問、御要望、推進がされてきたと思いますが、木密地域 の取組でございまして、延長、継続されるということでございました。以前にも1度お伺い したことがあるかもしれないですけれども、この取組を着実に推進していただいており、本 当に地域の風景も変わってきてはいる。一方で、今在宅避難ということも推奨されている部 分がある中で、いつ火災、地震が起きて、火災が起きるか分からないということで、なかな か整備できない方々においては心配、避難所に行ってもちょっと密になるのも避けたいし、 家でももしかしたら震災で火災という被害も心配される。そういう中で、早くこの整備が進 めばいいんですけれども、進む間もそういった自宅の火災、災害からくる火災という心配が あるので、震災からくる火災に対する何か対策というか、準備をできればいいなと思うんで すね。

以前もちょっとお伺いしたんですけれども、感震ブレーカーを設置されている方もいらっ しゃいます。区でも避難行動要支援者の方にも助成をされているということでして、震災が 起きた後に電気が復旧したときに火災が起きやすいという、それを避けるための機器ですの で、今、区としてもそういった在宅避難への支援は様々始めていただいている中で、感震ブ レーカーの設置の補助なり推進等、御検討いただけないかと思いまして、いかがでしょうか。

○答弁:

この木造住宅密集地域のまちづくりの中でも防災課の取組としては、今委員からお話のありました感震ブレーカーを避難行動要支援者に貸与させていただいてございま す。平成28年度に始めて、2年間の時限的な措置ですけれども、事業の重要性を鑑みて現在 も継続してございます。今、配付の対象を拡大というお話もございましたが、様々な施策を 展開している中で、ここを拡大することについての費用対効果、そういったことも様々分析 を重ねて、ここを広げるかどうかについては総合的に判断して、引き続き研究を重ねてまい りたいと考えております。

○宮本:

ありがとうございます。 6ページの12番の家具転倒防止器具の普及ということで、在宅避難が安心してできるための事業になっているかと思います。この後、29番のところでは、生活必需品の備蓄というこ とで、家庭での備蓄の、今後はその仕組みを検討すると。各家庭での備蓄が促進される仕組 みを検討するということもここに書いていただいていまして、今、コロナ禍を受けて、安心 して在宅避難できるように、またそうした支援が必要になっていると思いますし、区でも12 番の家具転倒防止であるとか29番の生活必需品の備蓄というような検討などもしていただい ているということで有り難いと思いますし、是非推進していただきたいと思っております。

具体的な質問としては、そうした中で、今後の見通しにある、各家庭での備蓄が促進される仕組みを検討するという部分を、具体的にはどのような方向性で考えていただいているのか、お伺いしたいと思います。

○答弁:

29番の備蓄の促進のところですけれども、まだこれは課の中での検討段階ですけれども、アイデアとしては、例えば備蓄のあっせんとかをして、区民の方が備蓄を購入 するのに少し、例えば割安で買えるとか、そういったことをやっている自治体もございます。 そういった他区の情報も知りながら、区としてどういったことがてきるのかこれから検討し ていきたいと考えております。

○宮本:

ありがとうございます。是非そうした取組を御検討して、実施に向けていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

<オンライン防災フェスタの拡充と、フェスタでのハザードマップの活用を>

○宮本:

続きまして、13ページの26番の総合防災訓練で、オンライン版防災フェスタをやってきていただいていて、直近では8月に行っていただいたと。水害編ということです。500人の方 が参加されたと事前にお伺いしたんですけれども、前回の委員会のときには、前々回よりも より文京区に即した内容で行うということでございまして、結果としてはどのような内容に なって、皆様のお声というか、評価の声はどのようなものだったか、お伺いしたいと思いま す。

○答弁:

以前、委員に御説明したときに500人と申し上げましたが、訂正させていただきます。500組の800人以上、御参加をいただいたところでございます。 このイベントに参加して、参加後のアンケートを取ったところ、「災害の準備を整えよう と思った」、それから「防災知識の向上に役立った」という回答が、いずれも99%の方からそういった回答をいただいてございます。

○宮本:

ありがとうございます。非常に良い反響ということで、良かったと思います。

今後も是非、リアルとオンラインでの取組を活用検討していただけるものと思いますけれ ども、今朝の議論の中で、皆様からの御質問への答弁で、こういったオンラインでの取組の 場を活用して、様々な周知・啓発を行うという御答弁がありましたので、今後もこの取組が 大事なものになってくると思いました。そういう意味では、私の知り合いの方も、8月、2 月にはお子様と一緒に参加するというお声をいただいて、後で良かったよと言われていたんですけれども、特に地域の町会とか自治会になかなか参加できてないような方も、このオン ラインの取組が取り組みやすかったりするのかなと思いましたので、是非この取組を今後も 頑張っていただきたいと思います。

また、これは提案ですけれども、先ほど来他の委員からも、ハザードマップが49番のとこ ろで全戸配付されて、非常にインパクトがあって良かったというお声もありましたし、私の ほうにも非常に良かったというお声がありまして、防災意識の向上にもつながっていると思 いますが、今回のハザードマップなり、防災ガイドの資料を活用した形でオンライン版の防 災フェスタなども、ある意味、これを活用して取り組むというような、一歩深い取組ができ たらいいのではないかと思いましたので、御提案させていただきたいと思います。いかがで しょうか。

○答弁:

先ほども御答弁申し上げましたとおり、このハザードマップは当然、配っただけではなくて、常に広げていただく、理解していただくということが重要だと思っており ます。先月行ったオンライン版の防災フェスタの中では、このハザードマップが9月から全 戸配付されますというような御紹介もさせていただいたところでございます。今委員から御 提案がありました、ハザードマップをもっと使ってオンライン版防災フェスタの中で取り入 れていくことにつきましては、今後検討してまいりたいと考えております。

○宮本:

是非よろしくお願いいたします。楽しみながらできる取組ということで人気があるというんですか、区民の皆様もお子様と一緒に取り組めるということで、そうした楽しみ という部分がある意味、皆様の興味を引くものになっているということでは、そういった要 素も今後も継続しながら取り組んでいただければと思いますので、よろしくお願いいたしま す。

<防災情報一斉通知アプリの普及強化を>

○宮本:

次に、17ページの35番で、先ほど情報伝達手段の充実のところで、防災情報一斉通知アプリ の今後の普及の強化について吉村委員から質問があり、様々な方法で強化していくという御 答弁ありましたが、その防災アプリも、完成した際には更に普及の取組が必要になってくる と思うんです。これは私の細かい御提案ですけれども、今、文京区の公式LINEアカウン トがあり、そこでこういったアプリ、また一斉通知アプリ、また今回新しくできる防災アプ リもそうですけれども、LINE配信をして皆様に登録を周知していただくといいのではな いかと思います。また、LINEの扱いの中には、下にメニューがあって、ちょっと細かい話ですが、そこから様々なところに入っていけるというものもありますので、そこを上手に使って登録を推進してはどうかと思います。いかがでしょうか。

○答弁:

既に区の公式LINEでは、すぐメニュー画面があって、上位にハザードマップですとか、このアプリについての掲載がされてございますが、他にも、今申し上げたハ ザードマップの情報ですとか避難に関する情報、大変重要な情報が幾つも掲載されていると ころがなかなか悩ましいと思っております。今委員から御提案がありました、直接飛ばして アプリをPRするとか、そういった発想が私どもなかったものですから、委員の御提案も含 めて、今後、より良い周知方法を模索してまいりたいと考えております。

○宮本:

ありがとうございます。様々な御検討していただければと思います。よろしくお願いいたします。

<避難所開設の動画をSNSを活用して周知拡大>

○宮本:

次に、19ページの39番、避難所の開設のところでして、先ほど上田委員への御答弁の中で、避難所の開設キットを活用した動画を作成したと言われていまして、私も拝見しまして、職 員の方が出演されてその説明をされているのを見て、とてもいいなと思いました。大分前に 作られている、実際の避難所での開設の模様の動画もあるんですけれども、今回は大分バー ジョンアップして、良い内容になっているなと思いました。前回か前々回の委員会でも、そ ういった取組をすることで、コロナ禍の避難所運営協議会なり、また訓練がやりにくいとき に、区民の方に広く、開設キットがあって、こうやったら使えるということを自治会や町会 になかなか参加できない方にも事前に予備知識といいますか、イメージを持っていただくた めには、この動画を皆さんに見ていただくことは非常に大事だなと思います。

ただ、せっかくできたんですけれども、皆さんにもっと積極的に、それこそ公式LINE でもSNS活用して、広くお知らせしていただけたらいいのではないかと思いますが、いか がでしょうか。

○答弁:

この開設キットを活用した訓練の風景を動画で収めたことについては、ユーチューブでアップして、PR不足もあって、まだ数百件しか視聴回数がないところです。た だアップしただけではなくて、その動画を使って実際に見ていただくことが重要であって、 今年の3月と7月に開催予定であった避難所運営協議会の会長の皆様、それから防災士の皆 様が集まる会合で流す予定だったんですが、その機会もコロナの影響で逸してしまったという状況です。 先ほども御提案がございましたが、例えばこれをQRにして、何かチラシにして配付するとか、まだいろいろできることがあると思いますので、この委員会でいただいた御提案も含めて、今後検討してまいりたいと考えております。

○宮本:

ありがとうございます。是非様々な手法で積極的に周知していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

<区内の高校・大学などとの防災協定締結を広げるべき>

○ 宮本:

最後の質問です。20ページの41番で事業者等との新たな協定の締結ということで、令和2年度は様々な事業者等と協定結んでいただきまして、本当に積極的にやっていただいたこと が良く分かりまして、ありがとうございます。こうした取組が区民の皆様のいざというとき の安心につながっていると思います。

今後の見通しのところで、今引き続き行っていただいていると思うんですけれども、私立 中学、高校や大学等との協定も検討、また交渉を続けていただいていると思いますが、その 後どのように進んでいるか、お伺いしたいと思います。

○答弁:

現在決定しているところで申し上げますと、区内大学・高校等で12か所でございます。協議中につきましては、区内大学・高校で4校、事業者で2者、その他お寺です とかNPO法人で3か所の合計9か所でございます。前回御報告した数字よりも若干ではご ざいますが、件数は増えているといった進捗でございます。

○宮本委員 継続して尽力していただいていることに感謝いたします。ありがとうございます。

なかなか交渉の上で課題もあるとお伺いしておりますが、工夫していただいて、皆様で知恵 を出していただいて、順次進めて、協定を締結していただきたいと思いますので、よろしく お願いいたします。

以上でございます。

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