宮本伸一のブログ

令和2年2月定例議会の報告(文教委員会)

こんにちは。宮本伸一です。

令和2年2月定例議会、本日は、「文教委員会」の活動報告をさせて頂きます。

3月2日、文教委員会が行われました。

その中で行われた、私の質問・答弁をいくつかご報告します。

● 学校休校中の対応について

新型コロナウイルス感染症対策として、政府の対策本部からの要請により、学校休校となりました。これを受けて、文教委員会にて、休校中の児童・生徒の預かり態勢について報告がありました。

これは、区民の皆様からのご要望を受け、文京区議会として区に提出した要望に答えて頂く形でした。区・学校教職員の皆様に感謝もうしあげ、私から1点だけお願いをしました。それは、休校中における、児童・生徒への励ましです。

数年前、SARSが流行した際、香港地域が流行の被害も大きく、学校も休校しました。その際、ある学校では様々なツールを駆使して、児童・生徒への励ましを送り、これにより、休校明けは様々に前向きな効果も得られたということです。

この話を紹介し、是非、文京区の教職員の皆様より、生徒への励ましをお願いしたいと申し上げました。理事者よりは、様々な機会もつかって、励ましを送っていく旨、答弁をいただきました。

● 教育事業の点検・評価と改善について

平成30年度の教育事業についての点検・評価が報告されました。

私からは、30年度の点検・評価を受けて、令和2年度に確実に反映されているのかどうかを確認。理事者よりは、例えば、英語専科の教員の増員が難しいため、ALT(*1)の配置を拡充することにより、より語学の勉強に資する環境を用意する事を紹介し、令和2年度に確実に事業を改善していく旨、答弁がありました。

私からは、ALTの拡充につき評価をさせて頂き、その他の事業についても今回の点検・評価がしっかりと活かされることを要望しました。

(*1) ALTとはAssistant Language Teacher の略。外国語を母国語とする外国語指導助手のこと。

● グローバル社会に向けた取り組み

次に、東京グローバルゲートウェイ(*2)の参加後の学校での取り組みについて質問。プログラムに参加した後、学校での展開に充実を図るべきであると質問しました。理事者よりは、今後、新学習要領がスタートすることから、様々に検討していくとの答弁がありました。ALTの拡充と合わせて、学校での語学教育の拡充の効果が期待されます。また、文京区内にある大学に学ぶ多くの留学生との交流機会を増やすこと、協定を結んだ都市との教育交流を促進していくことを要望しました。

(*2)東京グローバルゲートウェイとは、東京都教育委員会と株式会社TOKYO GLOBAL GATEWAYが提供する、体験型英語学習施設。

● 特別支援教育の拡充

特別支援教育につき、今後、アドバンスルーム(*3)の拡充が必要であること、今後どのようにするのか見解を伺いました。理事者よりは、これまで小学校の特別支援教室の拠点校を増やしてきたこと、今後は中学校におけるアドバンスルームの拠点校拡充を検討する旨、答弁がありました。私からも是非、拡充を進めて頂きたい要望を申し上げました。

(*3)アドバンスルームとは、中学校特別支援教室のこと。現在は、茗台中学校が拠点校。

● パブリックコメントからの貴重なご意見について

2020年度から適用予定の「教育指針」についてのパブリックコメント・回答について報告がありました。貴重なご意見が様々ある中で、区として、「障害者理解の推進」との追加、「自らの手で未来を切り拓く力を育てます」との追加について評価しました。また、いじめに対しては、「早期対応」との言葉を追加したことを評価し、区としての「いじめ」に対する認識を改めて確認しました。理事者よりは、「いじめ」は社会全体が取り組むべき問題であり、教職員の皆様が真剣な姿勢をもって取り組む旨、答弁がありました。

今後とも、子どもたちの健やかな成長のため、子どもたちの未来のため、全力で取り組んで参ります。

(委員会の議事録はこちらをご覧ください)

(おわり)

PAGE TOP