○ 2022年6月13日 厚生委員会
こんにちは。
2022年6月13日に行われました厚生委員会に、公明党文京区議団を代表して参加しました。
主な私の質問とそれに対する答弁を下記にご紹介します。
<高齢者あんしん相談センター駒込分室の移転について>
宮本:
ありがとうございます。いつも高齢者あんしん相談センターの皆様には、私たち公明党の議員も大変にお世話になっておりまして、何かあったらすぐにまずは高齢者あ んしん相談センターに相談しようということで大変にお世話になっております。ありがとう ございます。今回、事業計画を踏まえて、着実に拡充していただけるということで、大変に 良かったと思います。今回、約3.5倍というのがなかなか大きな拡充で、良かったなと思う んですけれども、今の名取委員の質問の趣旨にちょっとかぶる部分もあるかと思うんですが、 これだけ広くしていただく一つの目的としては、相談ブース、プライバシーの確保、また職 場環境の改善ということにつながると思うんですが、何かもう一歩踏み込んだ有効活用をし ていただくことで、区民の皆様のいつでも安心できる場所として認知度、また活用の広がり でもっと効果が出るかと思うんです。その点何か有効活用、例えばできればスマホ教室とか、 またできれば認知症検診のようなものもできてくると、地域の方々にとってより親しみのあ るものになるのかと思いますが、いかがでしょうか。
答弁:
ありがとうございます。今副委員長、それから名取委員からの御指摘もございましたとおり、やはり広くなった面積、広くなったところを有効に活用 していくということは重要な視点だというふうに捉えております。高齢者の御相談、来所の本来の業務というところもございますけれども、そういうところの支障のない範囲内で、例 えば民生・児童委員さんとの打合せですとか、あとは高齢者向けのスマホ教室ですとか、今 やっておりますけれども、そういったものですとか、本来業務に支障のないところの範囲内 で、いろいろな方がふらっと立ち寄れるとか、そういったような形で、日頃から高齢者あん しん相談センターに元気な高齢者も、それからミドルシニアの方も来られるようなスペース にしていくことも重要だというふうに考えてございます。
それから、今認知症の検診もやっておりまして、それは55歳以上、先ほどあったミドルシ ニアの方、これから高齢者になっていく前段階の方に関しても、認知症検診という形で御案 内を送ったりしております。そういったことで、認知症コーディネーターも高齢者あんしん 相談センターに配置しておりますので、特に心配な方、それから心配じゃない方も含めまし て、高齢者あんしん相談センターに気軽に来られるようなスペースというふうにできるよう な運営も今後いろいろ展開を考えていきたいと思っております。
宮本:
ありがとうございました。様々有効活用していただいて、より効果のある場所にしていただきたいと思いますので、よろしくお願います。 他の委員からも質問ありましたが、今後も順次必要な他のセンターにおいても拡充をしていただけるというふうに思っておりますが、今後は富坂がまずと、答弁でおっしゃっていま した。また、大塚も私よく使わせていただくんですが、狭い、もうちょっと広くしていただ けたらいいなと思いますが、その辺の認識はいかがでしょうか。
答弁:
高齢者あんしん相談センターの機能移転につきましては、第8期の高齢者介護保険事業計画のほうで位置付けておりまして、そちらの高齢者あんしん 相談センターの機能強化といった重点的な取組に基づいて進めているところでございます。 昨年度は本富士、それから本所、それから今回駒込分室という形でございますけれども、や はり相談をお受けするにふさわしい分室、それから本所というところを念頭に置きまして、 相談環境、それから執務環境の両面でしっかりと対応できるような形ということで、移転も 含めた検討を、また他のセンターでそういった課題のあるところにつきましては、優先度を こちらで考慮しながら進めてまいりたいというふうに考えております。
宮本:
ありがとうございます。本当にいつも大変にお世話なっておりますので、今後とも是非よろしくお願いします。 以上でございます。
<障がい者向けグループホームの整備について>
宮本:
ありがとうございます。
初めに、一般質問でさせていただこうと思いましたグループホームについて、併せてここ でお伺いしたいと思います。今、様々な委員からも御質問ありましたが、私たち公明党にも 期待の声をいただいておりまして、様々な場面で質問させていただいてまいりましたが、今 文京区では、改めて申し上げますと、計画に基づいて拡充に向けて推進をしていただいてい て、整備費また初期費用の補助も用意していただいているということで、また民有地、公有 地、どちらも検討に入れて進めていただいていると思います。是非整備できる、実現できる ようにお願いしたいと思います。
先ほどまでの質問、答弁の中で、事業者さんの整備に困難、課題がある中で、難しいとい うことで、今後しっかり事業者さん等のお話を聞いて、課題解決して、整備に向けていくというふうに答弁されていました。やはり経営者判断ということでいいますと、補助の部分を やはりもう少し拡充することが現実的な事業者への支援になってくるのではないかというふ うに考えるんですけれども、いかがでしょうか。
答弁:
グループホームの整備に関しましては、建設から初期費用に至るまで、現在様々な補助制度を設けております。その中で、具体的に相談があった事業者に対しては、 区の制度を御紹介し、それを踏まえて、その事業者の判断というものを委ねていくというこ とになりますけれども、もしその中で様々な意見というものが事業者からいただけた場合に は、そういったものは今後の施策の判断材料として生かしていくものだと考えております。
<障がい者(児)実態・意向調査について>
宮本:
ありがとうございます。是非よろしくお願いいたします。
続きまして、今回の調査については、令和5年度の障害者・児計画の策定につながるとい うふうになりますけれども、特に障害児の調査結果については、子育て支援計画や教育委員 会の取組にもしっかり反映されるようにしていただきたいと思います。この点は先ほど宮野 委員から質問があって答弁がございましたので、公明党からもしっかりその辺お願いしたい と思います。
といいますのも、やはりその支援と支援の間にいらっしゃる方、そのはざまにいらっしゃ る方のお声もよくいただいております。例えば、今、発達障害のお子様が増えております。 また、障害という認定までいかないんですけれども、グレーゾーンのお子さん、またそうい った特性が強い子どもも増えて、御相談をいただいております。できれば、そういった認定 まではいかないお子様の実態の把握などもしていていただけると大変に有り難いと思うんで すが、この点はどのようにお考えかと思います。
特に、例えばその支援と支援のはざまにいる例なんですけれども、学校に上がって、障害 などの特性で学校になじめない、また教育センターに行くのも困難なお子様がいます。そう した場合、教育委員会からの対応はまた難しいものになって、そうすると、やはり福祉部で の対応が必要になると思います。ところが、ひきこもり対応、支援センターは15歳からとい うことが基本になっていますので、この辺においては、実態把握をしていただいて、支援を 拡充していただきたいというふうに考えます。いかがでしょうか。
答弁:
障害児に関して、今御質問のありましたような現行のサービスを受ける状態にないようなお子さんがいた場合ということでございますけれども、なかなかその対応 というものをこの場で御説明するのは難しいと思いますが、区の考え方としましては、この ようなはざまにあるケースについては、関係すると考えられる部署が集まって解決策を考え ていこうというところが基本的な姿勢でございますので、今後ともそのような取組で進めて いくものと考えております。
宮本:
ありがとうございます。是非そうしたきめ細かい対応を関係機関と共有していただいて、よろしくお願いします。 それから、今回、長期入院施設の利用者さん、約70施設ですかね、新たに加えられたと。
また、質的調査の部分でも、都外施設を利用されている愛の手帳所持者、精神障害者保健福 祉手帳所持者の方を対象にしていただいたということで、この点は私たち公明党も評価をさ せていただきます。というのも、やはりなかなか精神の病院とか施設は、区内とか、若しく は本当に都内にも少なかったりするんですね。なので、区民の方でも都内の施設、病院、ま た若しくは都外の病院、施設を使っていらっしゃる方がいまして、そういった方々からの御 相談もいただいたりしておりました。今回は新しく加えていただいたので、しっかりこうい った御利用者の方のお声を拾っていただき、意向をしっかり捉えていただいて、計画に反映 していっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
以上でございます。ありがとうございました。
<健康に関するニーズ調査について>
宮本:
ありがとうございます。私からは、今回こころの健康を加えていただいたことに、私どもも評価したいと思います。
その中で、これは意見なんですけれども、今回対象が18歳からなんですけれども、こころ の健康という部分では、今若い方がちょっと増えているという調査、報道がなされています ので、その点については教育委員会なり、子ども家庭部のほうでしっかり現場で状況を把握 していただいて、対応していただきたいと思っております。
質問なんですけれども、現在、孤独・孤立の対策ということが政府でも取り上げられて、 重要となっております。また、コロナ禍において、深刻化していると言われております。
今回この調査項目の中には、そうした孤独・孤立といった側面が、恐らくそのこころの健 康という部分と密接に関連してくると思うので、実態を把握していただくことが必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。 また、前回のを全部、私はアンケートを拝見できていないんですけれども、相談する人がいますかというのはあったと思うんですけれども、それにプラスして、こころの健康の意味 でいうと、セルフチェックとか、あとストレスマネジメント、言い方を換えれば気分転換と か、そういったことをちゃんと日頃から心掛けていらっしゃるかどうかということも、重要 になってくるのではないかと。また、そういったところを押さえられれば、区としての支援 策も検討していくことができるんじゃないかと思いますが、いかがでしょうか。
答弁:
孤独・孤立というところのダイレクトの設問はないんですけれども、関連するところといたしましては、今、御指摘がありましたように、睡眠・ストレスのところ で悩みをどういう人に相談していますかという設問があったり、ストレスの解消法は何です かとか、そういうような設問があったりということで、一定カバーできるのかなと。
あともう一点は、地域とのつながりという項目がございます。こちらのほうで、近所とお 付き合いされていますかとか、そういったような近隣とのつながりというところも、設問を 設けていきたいと考えておりますので、それらの設問で、おおむね今のお話の内容はカバー できるんではないかなというふうに考えております。
宮本:
よく分かりました。大切なテーマだと思いますので、是非アンケートに工夫していただいて、その後の支援策につなげていただけるように、どうぞよろしくお願いしま す。
以上でございます。