⭐️(令和4年9月)子ども・子育て支援調査特別委員会
こんにちは。
2022年9月9日に行われた「子ども・子育て支援調査特別委員会」に参加させて頂きました。
私からの主な質問とそれへの答弁をご紹介します。
ーーーーー
<文京区子ども応援臨時支援金の実施について。区の公式LINEアカウントの登録を促し子育て情報をプッシュ型で届けれらる取り組みを>
◯宮本:
ありがとうございます。
今回、全ての子育て世帯に対して支援金を給付するということで、物価高騰の影響を受けているのは、正に全ての子育て世帯ですし、所得制限なしというのは、本当に大きな意味があると思います。
我々の区議団にも区民の皆様から、所得制限なしを強く要望するお声も、様々な機会に子育て世帯の方からいただいており、区に対してそうした要望をしてきましたので、今回の取組を高く評価したいと思っております。
1人当たり3万円という金額については、先ほどの答弁にありましたが、本当に物価高の割合など、消費者物価指数が2%から3%で今推移していたり、また同時に、区の財政面も鑑みる必要もありますので、妥当な金額であると理解しております。
これは事前にいろいろお話をお伺いする際に難しい問題だと思いましたが、どの時点で住民票がある人が対象になってくるかとか、非常に検討が難しいと思いますけれども、様々検討していただいて、妥当な根拠を示していただくしかないと思います。なるべく区民の方から理解していただけるよう、対象を広げていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。是非、無事故で円滑な事業を実施していただきたいと思います。
質問は、今回、全世帯にお知らせを送付することになります。全世帯に子育て支援課から情報をお伝えするということは、なかなか機会もないと思いますので、この機会を是非有効に活用していただきたいと思います。というのも、子育て世帯の方、なかなか区報を見たりホームページを見たりとか、お忙しい世帯なので、子育て支援の情報を入手しにくかったりしておられます。
今回の機会に例えば郵送するものの中に、文京区の公式LINEアカウントから登録すれば、子育て支援の情報がプッシュ型で来るようになっていますので、その登録を促すとか、また、まずここに子育て相談をしていただければ、いろんな課題の解決につながりますよというようなものも同封していただくなど、有効に活用されると良いのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
◯答弁:
給付の実施に当たっては、委員がお話しされたとおり、全ての世帯の方々に郵送で通知をすることが原則になります。その際、様々な子育て支援施策を区は行っておりますので、ゼロ歳から18歳までの方々にあまねく物を1枚入れるのはなかなか難しいんですけれども、先日、子育てフェスティバルにおいても、デジタルサイネージで子育て支援の大事なベビーシッターの利用料助成だとか、あるいは給付金の事業も周知をしております。
そういったことも踏まえ、様々な施策を行っておりますけれども、委員がお話しされたホームページ、区報、あるいは区SNSだけではなくて、子育てメールマガジンでは未就学までのお子様に対しての周知ができます。当然、郵送の中に、許される範囲でなるべく多くの情報をお見せする形で、その中には区の公式LINEアカウントのリンク先とか、あるいは区のLINEのアカウントの中でも、こういった使い方ができますよという部分もお示ししたいと思っております。
また、やはり子育て中は、子育てガイドは大変重要な情報源ですので、手に取ることがなかなかできない方もいらっしゃるかと思いますので、そういったところに区の公式LINEアカウントからリンクを貼るといった工夫も所管課と協議しながら、検討してまいります。
◯宮本:
是非よろしくお願いします。ありがとうございます。
今課長が触れられた子育てガイドのところ、この後、一般質問でお伺いしようと思っていたんですけれども、子育てガイドは子育てしている方々にとって基本的な情報を多く網羅していますので、それを御覧になっていただくことがまずは大事かと思うんですね。ただ、我々、先日、文京区議団でイクメン世代のパパたちとの意見交換会を行ったんですけれども、やはり、なかなか子育て支援の行政情報が届いていないということを感じました。
先ほど課長がおっしゃった子育てガイドをLINE公式アカウントのリッチメニューのところとかから、すぐにアクセスできるようにするなどの工夫をしていただくことで、基本情報をそうした世代の方にお届けできるのではないかと思いましたので、正に今課長がおっしゃったような取組をお願いしたいと思います。
まずは、今回の臨時支援金の実施が無事故で円滑に行えるように、引き続き取組をお願いしたいと思います。ありがとうございました。
<地域子育て支援拠点の開設について>
◯宮本:
ありがとうございます。
先ほどまでの皆様の御質問の答弁で、いろいろ安心できました。ありがとうございます。前回の委員会でも、区でしっかり事業者を支援していっていただけるということで、安心しておりますし、心強く思っております。
先ほど御答弁の中で、今回の選定に当たっては地域に密着した活動をされているといった点を大きく評価されていたり、また既に場所についても、見つけるのは難しいと思うんですけれども、それについても目途も立っているということでしたので、安心しております。
もう一つ、質問して確認しておきたいんですけれども、今回手を挙げていただいた2団体の方には本当に感謝を申し上げるんですけれども、やはりこういった事業に取り組んでいただく中で、安心してお任せできる職員さん、スタッフさんを確保していただけるのかどうか、この辺がちょっと心配なんですけれども、今回の評価の中でどのように見ていらっしゃったのか、確認しておきたいと思います。
◯答弁:
委員御指摘のとおり、一時保育、一時地域子育て支援拠点を運営していくには、当然、保護者の方と一緒とはいえ、しっかりとした支援と相談ができる環境をつくるのが大変重要と考えております。その上で、今回御提案した2団体ともに、保育園に長らく従事された方か園長を務めた、園長というか、代表者を務めた上で行っているということを確認してございます。また、採用するスタッフも、一部事務職員を除いて全て保育士の資格をお持ちの方で、長らくお勤めの方というところで聞いています。
◯宮本:
分かりました。ありがとうございます。
しっかりとした経験者の方が携わるということで、安心いたしました。是非、地域の子育て世帯の保護者の方に寄り添っていただける拠点になることを期待しております。ありがとうございました。
<子どもの貧困対策計画の検討状況について。子ども宅食プロジェクトの対象拡大を。LINEを活用した相談体制を>
◯宮本:
ありがとうございます。まず、子どもの貧困対策計画の検討状況についてお伺いしたいと思います。
御説明いただきまして、今回は子育て支援計画に貧困対策計画が内包されるということで、妥当な判断だと思いますので、理解いたしました。一方で、具体的な支援策のメニューについては、これまでも様々行ってきていただいており、基本的に変わることはないと思いますが、必要に応じて強化拡充もしていただきたいと思いますし、検討もしていただいていると思います。
主な事業の中で、6ページのところですかね、資料。子ども宅食プロジェクトについて実績と計画内容、書いていただいていますので、少しお伺いしたいと思います。
この計画内容のところに対象拡大についてということも書かれておりますので、ここについては是非期待をしているんですけれども、今現在の検討状況をお伺いしたいと思います。
◯答弁:
今回のこの貧困対策計画の中に含まれる子ども宅食プロジェクトは、区としましても、大きな貧困対策のひとつとなると認識してございます。今までは150世帯から始め、今現在730世帯まで拡大していますけれども、更に基金も多くございますことから、この機会をいかに活用していくかというところを今、コンソーシアムで協議してございます。
その中の一つとして、現在、子ども宅食を使っている方々は、ひとり親で児童扶養手当を受給されている方ですので、18歳までの児童の方が対象となりますが、もう一つ、要素としましては就学援助を受給されている方ですね。その方々に対しては、就学が終わってしまう、16歳になってしまうと対象から外れてしまいます。今回、事業量等を鑑みながら最初の拡充のきっかけとして、就学援助から1年過ぎた16歳までは子ども宅食の対象にしようというところでまずきっかけをつくっております。そこでレベルアップとも言えると思うんですが、今後、それをきっかけにお子さんの数に合わせた配送量の拡充なんかも検討してまいります。
就学援助を1歳拡大するという部分については、今年度実施する予定でございます。また、昨年度実施して好評でした冷凍食品の配送についても、これは年1回定期的にやる方向で、コンソーシアムと協議しており、今年度も、冬の時期になりますが冷凍食品の配送をしたいというところで進めてございます。
◯宮本:
ありがとうございます。まずは対象拡大については、就学援助の方々のところを16歳までということにやっていこうということでございまして、ありがとうございます。また、冷凍食品の年1回の定期化をやるということですので、この冷凍食品については見守りの意味もありますので、前回も非常に大きな効果があったとお伺いしておりましたので、大変に有り難いと思います。是非よろしくお願いいたします。
もう一つお伺いしたいんですけれども、以前お伺いして、御答弁いただいていたと思うんですが、宅食お使いの方にはLINEアカウントで登録をしていただいているということで、このアカウントを通じて、今後、様々な御相談ができるようにしていきたいというようなことも言われていたと思うんですけれども、この辺はもし検討状況進んでいるようであれば、お伺いしたいと思います。
◯答弁:
子ども宅食の理念としては、食の支援を通じて見えない貧困を、見えないものを支援するというところです。その中には食品を届けるだけでなく、支援につなげるという理念もございます。
これを踏まえ、今年5年目ということもございますので、新たな取組として、LINEでほぼ全世帯とつながっておりますので、LINEを通じた簡単な相談業務というのをLINE上で構築する仕組みを今年秋から実施する予定でございます。今回、この事業の中に含めておりませんけれども、そういった事業も拡充の一つとして、今交渉中で、最終調整を行っている段階です。
◯宮本:
ありがとうございます。検討状況かなり進んでいるようで、大変に良かったと思いました。子ども宅食を使っている方々には、様々な課題も抱えていらっしゃるかと思いますので、今回、今おっしゃった今年秋から始めようとされている取組が、それを通じて、区や、また関係機関の支援にもつなげていただければいいなと思いますので、是非進めていただきたいと思います。よろしくお願いします。
また、子育て支援事業計画の見直しについては御説明いただいて、コロナ禍の影響もあり、見直しはしていかないと、来年度行うニーズ量調査で、様々また状況を把握していくということでしたが、妥当な判断だと理解しました。
しかしながら、変化も大きい状況ですので、敏感に状況を把握していただきながら、必要な対応を取っていただければと思います。よろしくお願いします。
以上でございます。
<私立認可保育所の一時預かり事業の拡充について>
◯宮本:
二つ質問させていただきます。
一つ目が私立認可保育所の一時預かり事業の拡充についてです。我々公明党文京区議団、親御さんの様々な声をいただく中でこうした要望をいただいて、本会議の質問にも入れさせていただきまして、その答弁の中で、8月末時点で11園がその事業を開始していると、引き続き未実施園に補助制度の周知を図るというふうに御答弁いただきました。
一時預かり事業については、今後、上手に周知をいただいて、先行して実施している園の状況なども共有していただきながら、補助制度を活用していただきたいと思いますけれども、実際この周知をどのようにしていかれようとしているのか、伺いたいと思います。
また、興味を持たれている園もあるのではないかと思いますが、事前の相談などが来ているかどうか、状況をお伺いしたいと思います。
◯答弁:
宮本委員からお話のありました一時預かりは、ふだん保育園や幼稚園等を利用していないお子さんが、保育園を利用することで、お子さんにとっても、他のお子さんと過ごすことで発達に寄与する部分もあると考えておりますし、保護者の方にとっても、育児疲れ等の負担の軽減につながると考えております。
また、事業者にとりましても、定員の空きを有効活用できるという部分で、一時預かり制度については、非常に必要な事業だと考えております。
委員のほうからお話のありました、未実施園への周知というところですけれども、令和3年度から、補助制度のほうを新たに開始してというところにはなるんですけれども、毎年毎年、年度当初に、未実施園のほうに、一時預かり制度については引き続き周知をしていきたいと考えております。
また、保育事業者のほうから定員の空き等の御相談が来た際には、区から、一時預かりの制度を個別に御案内することによって、一時預かり事業のほうの拡充に努めていきたいと考えております。
それとあと、今現在相談が来ているところがあるかどうかにつきましては、今現在も複数の園のほうから、新たに一時預かり事業を開始したいということで相談が来ておりますので、そこについてはしっかり区で相談に乗り、事業の開始のほうにつなげられるようにということで、取り組んでまいりたいと考えております。
◯宮本:
ありがとうございました。非常に丁寧に御答弁いただきまして、ありがとうございます。
令和3年度から始められた制度で、少しずつ活用していただいている事業者さんもいらっしゃってということで、今後、定員の空き情報の連絡、御相談があったときには、しっかり周知して御利用を御紹介していくという形になるんでしょうかね。
また、もう既に活用されている事業者さんの実績、また経験も共有していただきながら、是非この制度、一時預かり事業が、御利用者様からとったら、利用しやすいものにしていっていただければと思いますので、是非よろしくお願いします。ありがとうございます。
<子育て支援情報の伝え方の充実について。区の公式LINEアカウントから子育てガイドにアクセスしやすく。子育てガイドのWEB版の開設を>
○宮本:
最後、もう一つの質問が、子育て支援情報の伝え方についてということで、先ほど篠原課長から、もう半分ほど御答弁いただいて、ありがとうございました。
我々会派で、イクメンのパパたち十数人と意見交換をした中で、やはり情報をどうお伝えしていくのがいいのかと感じたところでした。御意見の中では、ここを見れば子育て情報がすぐ分かるという、一元化されているところがあるといいですと言われまして、ホームページで探していけばたどり着くとは思うんですけども、何かそういった情報の整理といいますか、いい方法になればと思いますが、先ほど御答弁いただいた中では、公式LINEアカウントの受信設定から、子育てガイドなどにたどり着きやすいようにしていただけるというようなお話もございました。そうなると一つは前進になるのかと思いますし、また受信設定していただくことで、新しい情報については、都度届くということになるのでいいのかと思います。
ちょっとここで欲を言えばなんですけども、子育てガイドは、まず、すぐに見られるようになればいいんですけども、現在やはりPDF版になっていまして、どうしてもこうページをめくっていくという形になるので、将来的にですけども、希望を言えば、ウェブ版になれば、検索をして、何か見たいところにすぐたどり着くというようなものになると、よりそうした子育て支援ガイドの情報が伝わりやすくなるのかというふうに思うんですけども、この点いかがでしょうか。
◯答弁:
資料第1号でも御説明しましたとおり、LINEを使った子育て支援情報の提供というのは、この生活スタイルに合ったいい方法の一つだと思っております。
その中で、委員御指摘のとおり、今、文京区の公式アカウントから子育て・教育というのを選びますと、四つのカテゴリーに分かれた項目が出てまいります。具体的に今後、所管課とはこの四つのカテゴリーを増やすなどして、世代に合った適切な情報がダイレクトに届くような形で、工夫を凝らしてまいりたいと思っています。
あともう一つ、子育てガイドのPDF版ですけれども、過去はデジタルブックという形で提供していた時期もあるんですが、PDFの、このデジタルブックのつくり込みが、かなりコストが掛かる部分と、やはり読み込みにも時間が掛かる。それで、必ずしも項目が的確に出るかと言われれば、そうでない部分もあったりして、様々な課題もあったということは事実でございます。
ですので、現在では、PDFにある電話番号の部分をクリックすると、直接スマートフォンから電話が掛かる機能を追加してございます。
今後、その見出しの部分で、すぐにダイレクトに飛べるかどうかという部分は、ちょっと検討したいと思っておりますし、またウェブ版においても、今、区のウェブの構成ですと、現状かえって見づらくなってしまうという部分もございますが、その部分は所管課とも協議をしながら、なるべくウェブも視野に入れながら、より分かりやすい子育て情報の提供に努めてまいります。
◯宮本:
ありがとうございました。是非、広報課とも連携を取りながら、より文京区の子育て情報が対象の方に伝わりやすいような、使いやすい、そうした取組を進めていただきたいと思います。よろしくお願いします。ありがとうございました。
以上です。
ーーーーー
今後とも、子育て支援の強化・拡充に取り組んでまいります。