令和2年度予算審査のご報告。
こんにちは。宮本伸一です。
令和2年度予算審査特別委員会の活動報告をさせていただきます。
3月10〜13日、16日17日19日の7日間に渡り、予算審査特別委員会に公明党文京区議団を代表して、田中かすみ議員と共に審査にとりくみ、最終的に会派としての態度表明を行いました。
<4会計すべてに賛成>
審査の後、公明党文京区議団は下記4つの区長提出予算原案に賛成しました。
・ 令和2年度一般会計予算
・ 令和2年度国民健康保険特別会計予算
・ 令和2年度介護保険特別会計予算
・ 令和2年度後期高齢者医療特別会計予算
<態度表明にあたり意見・要望>
最終的な態度表明を行うにあたり、個別の意見・要望を明記しました。
下記、公明党文京区議団としての態度表明全文になります。
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令和2年度は、新たな行政計画「文の京」総合戦略を策定。基本構想の根幹となる将来都市像を継承し、重点化した主要課題の解決を柱に、大きく7つの分野において、SDGsやSOCIETY 5.0の視点を活かしながら、柔軟な発想を用いて効率的、効果的に質の高いサービスを提供するための予算を編成しました。
一般会計の予算規模は、前年度対比で8.8%の増の1112億7000万円となりました。
歳入におきましては、特別区税が納税義務者の増等により、過去最高の351億4800万円を計上し、特別区交付金も前年度比12.2%増の202億円と見込みました。
一方、歳出では、児童の保育委託費等の増により、扶助費が9.1%の増となり、投資的経費は大規模な学校施設整備等が継続するため8.4%増となりました。
「文の京」総合戦略の初年度として、子育て支援・教育に関する施策、高齢社会への対応・健康で安心な生活に関する施策、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の推進に関する施策、環境・まちづくりに関する施策、災害対策など危機管理の強化につながる施策、又、先進的な取組につながる施策などを、優先度の高い施策とし、我が会派が日頃から要望している事業が多く盛り込まれたことを高く評価し、適切な予算編成をされたものと思われます。今後も、区民ニーズに合った施策の展開を期待するものであります。
なお、予算審査の過程で、我が会派から提案、要望させていただいた、
コロナ感染症に伴う経済支援と情報提供、
子育て支援、教育施策として、
保育の質の向上、医療的ケア児の支援の充実、多胎児支援、待機児童解消対策・区民ニーズを捉えた保育量の確保、ICTを活用した子育て・健康情報提供の推進、子育て応援メルマガ・ライン版の導入、ネウボラ事業の充実と助産師・保健師他機関との連携、ICTを活用した教育事業の推進、教員の働き方改革の推進、
高齢者施策、健康・安心のための施策として、
8050問題等を解消する要・社会福祉協議会の組織運営、高齢者が自発的・継続的に取り組む文の京フレイル予防プロジェクトの推進、高齢者の住まいの確保支援、困難を抱えている女性への支援の充実、若者・女性・シニア層のリカレント教育・再就職支援の推進、女性の健康相談・情報提供等の充実、認知症施策事業の推進、VPDへの予防接種の拡充、不育症への支援推進、
障害者施策として、
障害者グループホームの設置推進、
災害対策として、
災害に強いまちづくりのための風水害対策の強化、的確に分かりやすく届く情報伝達の拡充、避難行動要支援者の支援の強化、妊産婦乳児救護所をはじめとする避難所の機能と訓練の充実、
その他、
指定管理者に対する労働条件モニタリングの充実、協定自治体との複合的な国内交流事業の推進、海外協定都市との教育交流の拡充、外国人留学生との連携強化
など、今後十分に検討の上、実現を図られますよう望みます。
以上の意見を付しまして、公明党文京区議団は令和2年度一般会計、国民健康保険特別会計、介護保険特別会計、後期高齢者医療保険特別会計予算に賛成をいたします。
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予算は、2月定例議会において賛成多数で、区長提案の原案通り可決されました。
今度とも、みなさまの声を区政に届け・実現するため、調査・研究を重ね、議会活動に全力で取り組んでまいります。
(おわり)