こんにちは。宮本伸一です。
令和元年11月定例議会での活動報告をさせていただきます。
本日は、<子ども・子育て支援調査特別委員会>についての報告をいたします。
(委員会の会議録はこちらをご覧ください)
今回は、4つ案件について報告があり、議論されましたが、そのうち3つについての報告をいたします。
1 子育て支援計画(令和2年度〜6年度)の中間のまとめについて
本年12月5日号の区報にも、この「子育て支援計画」特集号として内容が記載されておりました。
令和2年から6年までの子育て支援施策の方向性を明らかにする大事な計画です。
今回の委員会では、前回での委員会での議論を取り込んで、計画のさらなる更新をしていただいた上で、報告をいただき、私からも何点について質問させて頂きました。
●SDGs、子どもの権利条約
まず、前回の委員会での私の要望に応えていただき、「計画の目的」の中で、SDGsについての明記を反映したこと、また、「子どもの権利条約」についての説明も記載されたこと、高く評価いたしました。
●静かに勉強できる場所
続いて、子どものアンケート調査の結果において、「静かに勉強ができる場所」という項目への要望が大きいこと、また、私のもとにも直接ご要望をいただいているので、区の今後の対応を求めました。
文京区という都心の土地柄、なかなか大きいスペースを図書館内に求めることは難しいですが、様々な手法を駆使して、「静かに勉強ができる場所」を少しでも捻出して頂きたいと思います。
●ひきこもりへの対策
続いて、ひきこもり対策について質問しました。
文京区ではこれまで、39歳までの方を対象に対策事業を進めてきました。
今後はこの事業の年齢制限をなくし、管轄も教育推進部から福祉部へと移して、「文京区版ひきこもり総合対策」の事業となります。
この新しい事業についてですが、関連した話がありますのでご報告します。
6月の文教委員会で、ひきこもりになる方の高齢化が進んでいる現状があるため、私から39歳以降の対策を講じるよう求めたところ、教育推進部と福祉部との連携を強化するとの回答がありました。それに対し、私から更に、「むしろ、新しいスキームを作るべき」と求めたところ、検討するとの回答を頂いておりました。
今回は、新しいスキームとしての事業が始まることに評価するとともに、今後の事業を行うにあたり、人員の整備、又、しっかりとした引継ぎを要望。理事者からは、しっかり取り組む旨、答弁がありました。
●子どもの安全・安心のために
つづいて、子どもの安全・安心のためについてです。
11月15日に豊島区で「無差別殺人予告」があり(実際は事なきを得ました)、地元の方から不安であるとのお声をいただいておりました。私からは、警察と連携してのパトロール強化を求めました。理事者側からは小中学校が保護者への注意喚起をしていること、そして、警察との連携を強化する旨、回答がありました。
次に、6月9月の委員会にて私から質問していた「お散歩道などの総点検」の結果はどうか質問。理事者からは、調査結果がまとまり、1つ1つの危険箇所につきどのような安全対策がとれるかを検討している旨、回答がありました。
又、令和2年度、「公園に防犯カメラを設置する」ことに評価するとともに、11月12日付の内閣府・厚生労働省からの通達で、「キッズゾーン」の設定推進がきているかどうか、きているならば速やかに検討するよう質問。理事者からは、通達を受けており、現在東京都と協議している旨、回答がありました。私からは、速やかに検討を進めるよう要望しました。
2.認可保育所等の開設について
●保育所等の新たな開設
令和2年4月に16箇所の保育所等が開設され、805人分の定員が確保されることが報告されました。私からはこれまでの、区の尽力に感謝しながらも、今後も質・量ともに区民の皆様のご期待に応えられるようお願いしました。
●医療的ケア児の受入れ保育園
また、その新設保育所のなかには、医療的ケア児を受け入れる予定の園があり、これまで公明党としてお願いしてきたことが一歩実現できたことに感謝もうしあげました。その上で、人員配置など準備の部分での大変さもあるかと思いますので、その点での区から園への支援を要望し、区からもしっかり支援する旨、回答をいただきました。
3.(仮称)文京区児童相談所に向けた検討状況について
●里親について
文京区においての児童相談所の開設にむけた検討状況について報告がありました。私からは、特に、里親になっていただける方を増やしていけるかどうかについて質問しました。区としても9月に里親体験発表会を行ったところで、心ある方々の参加を頂き、今後もしっかり取り組んでいく旨、回答をいただきました。
●「体罰などによらない子育てハンドブック」
10月にシビックセンターで開催されたイベントにおいて配布された「体罰などによらない子育てハンドブック」について、関係者の方々からとても良いハンドブックであるとお声をいただいておりました。ぜひ、母子バックに入れるなどして普及に努めて頂きたいと要望、理事者よりは様々に工夫して活用を進める旨、回答をいただきました。
以上で、「子ども・子育て支援調査特別委員会」の報告を終わります。
今後とも、子どもたちの健やかな成長、安心・安全のために、しっかり取り組んで参ります。
(おわり)