こんにちは。
宮本伸一です。
大塚5・6丁目の坂下通りに、「開運坂」があります。
今、「いだてん」で話題の嘉納治五郎が命名したとされる開運坂は、多くの地域住民に利用され、親しまれている坂です。
この開運坂のバリアフリー化をめぐって、3月8日、意見交換会が文京区の主催で開催されました。
「高齢者にやさしい坂の街・文京」を訴えている私も、地域住民の一人として参加してまいりました。
多くの皆さまが集われており、関心の高さがうかがわれました。
■工事は「バリアフリー基本構想」の一環
この事業は、2016年3月に策定された「文京区バリアフリー基本構想」に基づき推進されているものです。
順々に選定された道路が、毎年350メートルずつ、バリアフリー化されます。
現在、小石川5丁目や駒込富士神社周辺の道路で工事が行われており、次なる坂下通りは来年度に設計され、4年間かけて工事が行われる予定です。
そのうち開運坂は、来年度には工事を完了させるそうです。
■歩道の拡幅や手すりの設置など
具体的な改善点としては、
□小学校の通学路となっているにもかかわらず歩道が狭いため、これを拡幅し、さらに自転車走行空間を明示する
□坂が急なため、手すりを設置する
□降雪時に滑りやすい舗装のため、滑りにくい舗装にする
等々、区側から説明がありました。
■休憩所の設置や衝突の安全対策を
東京23区の中では、港区の次に坂の数が多い文京区。
名前がついている坂だけでも、115もあるそうです。
かねてから私は、「高齢者にやさしい坂の街・文京」を訴えてまいりました。
その一つとして、長い坂には、途中に休憩場所を設けるよう提案しておりますが、意見交換の際には、同様の要望が住民の方からも寄せられました。
また、私からは、坂を下りきった付近の安全対策について要望しました。
坂の下にある信号が押しボタン式のため、坂を下ってきた歩行者が、ボタンを押そうと、左右を確認しないまま坂下通りの歩道へ急に飛び出してしまうケースが多く見られます。
これにより、坂下通りの歩道を走ってきた自転車などと衝突する危険性があることから、対策するよう求めました。
区側からは、すでに大塚警察署からも確認されており、検討するとの返答がありました。
当日は、各会派から区議会議員の方々も来られていました。
「地域住民の皆さまのため」という一点で結束して、よりよい工事となるよう私も尽力してまいります。