宮本伸一のブログ

令和2年2月定例議会の報告(子ども・子育て支援調査特別委員会)

令和2年2月定例議会のご報告。

こんにちは。宮本伸一です。

令和2年2月定例議会での活動報告をさせていただきます。

 

2月20日、子ども・子育て支援調査特別委員会が行われました。

 

はじめに、新たな「子育て支援計画」(案)について報告があり、区民の皆様から頂戴したパブリックコメントの内容につき質疑をしました。

 

● 「子育て支援」のあり方

私からは、これまでの子育て計画の準備に感謝申し上げ、パブリックコメントの中にあった、「子育ての本当の意味について」とのご意見について質問しました。

 

内容は、現在の社会にておいては、子育て支援が当たり前になってしまい、親も子供も、支援をしてくれる方への感謝もできない状況になっているのではないか、それでは親も子も、大事なことを学べないのではないか?というお声でした。

 

区の考え方としては、「預けることを中心にした子育てサービスに偏らないよう、子どもを第一に考えた「より良い子育て」を目指し、子どもの最善の利益について深く考えながら事業を推進していきます」と答えていました。

 

私から、このやりとりについて、どういう気持ちでこの回答を書いたのか伺ったところ、理事者からの回答は、家庭と社会での子育て支援のあり方を考えながら、子どもの最前の利益をどう目指していくべきかと議論しながら「子育て支援計画」を準備してきた経緯があり、このご意見に対して同じような気持ちを声にしていただき感謝をしたいとありました。

 

私はこのやりとりから、子育て支援がどこまでも「子どものための」支援であり、当然、そこには親子の愛情のような、暖かい真心が中心にあるべきであり、それこそが、親と子どもを育てる核であるということを確認できました。行政サービスという形をとり、税金でなりたつサービスではありますが、あくまでも子育ては人と人の真心のやりとりであることを忘れないでいきたいと思います。

 

● 多胎育児への支援

次に、東京都が発表した令和2年度の「東京パパママ応援事業」の中で、多胎育児を支援する事業があり、10分の10での東京都の補助でできることから、是非、文京区でも始めるべきではないかと質問しました。

理事者よりは、すでに文京区の支援のなかにも重複する部分もあるので、内容をよく検討するとの答弁がありました。

多胎育児の大変さは、私の友人の話もよく聞いておりましたので、是非とも支援を拡充してもらいたいと要望しました。

 

● 民間のフリースクールの活用

文京区では不登校にたいする取組みも行っておりますが、一方でフリースクールという形で、教育機会を担保するべきあり、現在の文京区での状況を訊きました。理事者よりは、現在、2つの民間事業者との連携があり、今後ももう1つの事業者との連携も検討している旨、答弁がありました。私からは、さまざまな形で、児童・生徒への教育機会の拡充を要望しました。

 

● 子どものお散歩道の総点検の結果と対応

昨年行われた、子どものお散歩道の総点検の結果と、それへの対応はどうなっているのか伺いました。理事者よりは、昨年8月から9月の1ヶ月間に約90園からの要望を確認して、約200の点検箇所を抽出。その後、道路管理者・警察が協力して対応するとの答弁がありました。区民の皆様のお声も大きいのでしっかりとした取組みをお願いしたいと要望しました。

 

● 子育て応援メールマガジンの拡大、コールセンター窓口設置

令和2年度から、子育て応援メールマガジンが5歳まで拡大することに評価をさせて頂きました。これまで、公明党として要望してきたことが具体化しました。また、令和2年度から始まる、子育て世帯向けの相談窓口がコールセンターとして設置され、その実績をまとめてAI応答窓口に開設を目指すことに評価をさせて頂きました。さまざまな方法による相談窓口が子育て世帯の保護者の利便性向上につながることと思います。

 

● 病児・病後児保育事業

最後に、春日・後楽園 駅前再開発の中に設置予定となった病児・病後児保育事業につきまして、進捗状況をお伺いし、今後、確実に設置されるよう、区の取組みを強く要望しました。

 

今後とも、子どもたちのための施策がしっかりと展開され、拡充されるよう取り組んで参ります。

 

(委員会の議事録はこちらをご覧ください)

https://www.city.bunkyo.lg.jp/var/rev0/0195/4798/0220kodomo.pdf

 

 

(おわり)

PAGE TOP