宮本伸一のブログ

子ども・子育て支援調査特別委員会(令和3年2月19日)

○ 子ども・子育て支援調査特別委員会

こんにちは。令和3年2月19日に行われた委員会から、私の質問・答弁を5つご紹介します。

<コロナ禍にあってオンラインを活用した事業の推進を>

宮本:コロナ禍にあって、さまざまな事業が縮小等せざるを得ない状況で、オンランを活用した取り組みも行なっていただいている。比較的小さい事業者などでは、まだそこまで手がつけられないこともあると思う。ぜひ支援をしてほしい。

 

<ひとり親の家庭によりそった支援を>

先日、ひとり親家庭のお母様から、区の窓口の対応がとても温かく嬉しかったとお声がありました。コロナ禍で現場の職員の方も大変な中よりそっていただいていると思う。感謝する。引き続き、ひとり親家庭への暖かい支援をおねがいしたい。

 

<子ども宅食の充実を>

宮本:

子ども宅食の年末年始の増量便を行っていただいたとい うことで、ありがとうございます。ここで不安が緩和できるようにという表記もありますが、 そういった気持ちで行っていただけたということ、その気持ちも本当にすばらしいと思いま した。

季節性のものを増量便としていただいたというふうにありますが、具体的にはどういった ものになったのか、お伺いしたいと思います。

答弁:

年末年始の増量便を検討するに当たりまして、コンソーシアムのメンバーのほうから、やはりコロナ禍長引く中で、年末年始というと子どもの楽しい行事がたく さんある。その中で、クリスマスはできるだろうか、お年玉は渡せるんだろうか、本当に身につまされた思いで年末年始を迎えるのではないかという話が出ていました。それに対して、 宅食としてできることと言えば、やっぱり食の支援を通じてということになりますので、ク リスマスに合わせて、パウンドケーキとかチョコレートみたいなお菓子、それとクリスマス カードも添えてという形で、今回準備しております。

また、年越しになりますので、年末のほうには年越しそばとおつゆのセット、また年明け たときには、お餅とあんこを付けてお汁粉ができるように用意したりとか、あとはちらしず しができるようにということで、少しでもお正月の雰囲気を味わっていただければというも のを用意しました。やはりメンバーのほうからは、この食品が届いたことで、本当に少しで もお年玉に回せる分ができるといいという思いで、お届けさせていただいたところです。

宮本:

ありがとうございます。年末年始の工夫が、本当に心が伝わるような内容で、本当にすばらしいと思いました。こうした支援が今後もコロナ禍にありまして、タイムリーに 保護者の皆様、お子様の状況に適したものを、また是非検討して、展開していただきたいと 思います。

それから、今年度の事業ですか、子ども宅食のプロジェクトで、津和野町とのお米のプロ ジェクトがありましたが、あれは無事に配布等は始まっているのか、ちょっとお伺いしたい と思います。

答弁:

津和野町のほうがガバメント・クラウドファンディングを通して、ふるさと納税のお米を集めていただいたというところになります。こちらのほう、想定以上の 多くのものが出ましたので、10月の新米からスタートして、5回分を御提供いただけるとい うお約束になっております。ですので、2か月に1回の配送で、それを当て込んでお届けし、 やはり利用者の方、お米はすごく喜びますので、助かりますというお声は頂戴しております。

宮本:

ありがとうございます。10月から始まって、2か月に1回続くということで、喜ばれているということで、おいしい高級なお米ということなので、その辺のおいしさについ てはちょっと分からないですけれども、喜んでいただけると思います。是非継続して、こう したことが続けられるように、またお願いしたいと思います。ありがとうございます。

最後になりますが、やっぱりコロナ禍の中、困っている御家庭、まだ引き続きありますの で、是非皆様の現場のほうで、タイムリーに状況を捉えて、支援を拡充して、また必要ならば拡充していっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 

 

<子ども家庭支援センター強化のため、専門家の知見を取り入れることを提案>

宮本:

私たち公明党で、一般社団法人エープラスという、DV加害 者プログラムやDV被害者を支援する活動をしている団体の方と意見交換する機会がござい ました。この団体がかなりの数の被害者の支援や、また200人以上の加害者プログラムを実 施されているということでした。今現在、子ども家庭支援センターにおきまして、もしかし たらこうした専門の団体の方への相談とか、若しくは知見をいただくということもあるかと 思いますが、今後もこうした団体に相談するなど、ケース・バイ・ケースの案件の解決に向 けて取り入れていくということが有効ではないかと思いますが、いかがでしょうか。

答弁:

今、子ども家庭支援センターの人数体制的には、全部で60名ぐらいいまして、その中で、会計年度任用職員、そちらの方々としてお願いしている中 に、弁護士の先生、小児科の先生、精神科医の先生という方もいらっしゃって、個別のケー スで御相談が必要な場合には、適宜、又は月1回は必ず来ていただいていますので、御意見 をいただくようになっております。

残念ながら、まだ子ども家庭支援センターのほうでは、他の自治体もそうなんですが、な かなか専門のDV加害者へのプログラムというのは、日本全体でもなかなか取組がまだ至っ ていない状況でございます。ただ、それに取り組み始めているところもありますので、これ については今後の課題だと思っております。様々な活動団体が他にもありますので、そうい ったところとも連携して、きめの細かい支援ができたらなというふうに今は考えてございま す。

宮本:

ありがとうございます。

是非、経験豊かなスタッフが来ていただくことが一番もちろんいいですし、今の職員の 方々が経験を積んで、知識もたくさん積まれることももちろん大切ですし、急がれるべきで すが、こうしたDV被害者の方への支援をしている、そういった方の知見も、今現時点での ケースの解決のためにも積極的に取り入れていただいて、子どもたちの最善の利益のために、また苦しんでいる人、困難を抱えている人を守る相談支援を今後とも引き続きよろしくお願 いします。

 

<子育て世帯向けコールセンターの実績からAI応答窓口への展開について>

宮本:

今年度の取組で、子育て向けコールセンターを設置して取り組まれていると思います。問 合わせの実績を集積して、今後のAI応答窓口に展開するということでございましたが、そ の実施状況やデータの蓄積など、どうかとお伺いしたいと思います。

また、そのAI応答の実施が今後期待されますが、どういう形でやる予定か。他の自治体 はよくLINEを活用したリッチメニューなどでやっていますが、そういったものになるのか、お伺いしたいと思います。

答弁:

今年始めましたコールセンターのほうは児童給付係といいまして、手当と医療費の担当しているところの係でコールセンターをやっております。本年度に限って 申しますと、ちょっとやはりコロナの影響でいろいろ給付金とか、いろいろ入ったものです から、ちょっとその統計が特殊な感じになってしまったというところがございます。あと、 思った以上に迷った電話が少なかったというところもありまして、実はこの話は、迷って電 話してきた人もきれいにさばけるようにというのを狙っていたんですけれども、ちょっとそ この蓄積が足りなかったというのが今年の反省点です。

ですので、来年からは少し係を拡大いたしまして、やはりそういった問合わせが入りやす いところもコールセンターに入れて、そこで蓄積をまた更に蓄えていきたいと思っています。 具体案につきましては、申し訳ございません。まだちょっと、まだ未知数ということですので、先行事例を参考にしていきたいと思います。

宮本:

ありがとうございます。是非利便性の高い使いやすいものを早くつくっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。

 

<ひとり親家庭の交流の場について>

宮本:

本会議の一般質問で公明党の松丸議員から、ひとり親家庭の交流の場の創設というものを要望しましたが、答弁の中で、自主的なサロンであれば、立ち上げ に社会福祉協議会の支援事業があるとお伺いしました。実際、社協からどれぐらいの支援が いただけるのかというふうに思います。ひとり親の方にとって、ふだんの生活は仕事と家庭 とで、そういったものは立ち上げる余裕はありませんので、区の力強い支援がなければつく れません。お伺いします。

答弁:実際、補助金という形で社会福祉協議会がお金のほうも支出していると聞いてございます。ただ、立ち上げに向けても、立ち上げ時の支援もしてい るということなので、実際この場所を探していったりとか、あとはメンバー集めなんかにつ いてもいろいろアドバイスをしているようです。実際、立ち上げられた後には、子育てガイ ドのようなものでも周知はしていきますので、そういった手を挙げる方は支援していきたい というふうにこちらも考えてございます。

宮本:

ありがとうございました。ひとり親の親御さんにとっては、そういった同じよう な境遇にある仲間との共感の場が必要だというふうに思います。経済的な不安もあるんです けれども、経済的に何とかできている家庭の親御さんでも、一人の親ということで、なかな か聞いてもらいたいという気持ちが、同じような立場の方との共感の場が欲しいというふう に言われておりますので、是非区の強力な支援をお願いしたいと思いますので、今後また御 相談させていただきます。

引き続き、子どもの健やかな成長と、保護者への支援の拡充のため、全力で取り組んでまいります。

(おわり)

 

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