こんにちは。
2021年9月10日に開催された、子ども・子育て支援調査特別委員会での、私の質問とそれへの答弁を報告をいたします。
<ベビーシッター利用料の助成拡充について>
本年8月1日から来年3月31日まで、東京都の補助制度を活用して、満2歳から6歳までの児童にベビシッター利用した際の利用料金を助成する事業が始まりました。これまで、公明党としてもこの事業が東京都から発表された時から担当部署との交渉を続けてきました。実現ができたことを評価しつつ、償還払いなどの課題があるため、引き続き利用しやすい制度にする必要があります。引き続き、公明党のネットワークを生かして、都議会議員にも働きかけて参ります。下記は質問と答弁です。
○宮本:
おはようございます。ありがとうございます。 私どもも、この制度は東京都の事業、発表されたときから御相談させていただいてきまして、また既存の事業と新しい事業との整理整頓など、非常に大変な取組であるとお伺いして おりましたが、今回いよいよこのように始めていただけるということで、感謝しております。
初めに、ちょっと金額のところの確認なんですが、今までは、今回は対象年齢とか時間も 拡充されるということで、本当に利用者の方の利便性の拡充につながればいいと思うんです けれども、金額のところは、今回助成なんですけれども、今まではお1人1時間1,000円と いう子育て訪問支援券事業だったんですが、今回の、助成ということで、いろんな事業者さ んがあると思うんですけれども、実際の持ち出しというのは出てくるんでしょうか。お伺い したいと思います。
○答弁:
東京都のベビーシッター利用料助成制度について、東京都が認証している事業者は約20というところですけれども、調べましたところ、おおよそ昼間も夜間も、この助成金額の中でほぼほぼカバーしているというようなところの理解でおります。
○宮本:
ありがとうございます。ほぼほぼカバーされているということで、金額的にもちょっと改善されたという結果にな り、良かったと思います。ありがとうございます。
一方では、今までは入会金であるとか年会費の部分はなかったんですけれども、今後はち ょっとこの辺で課題といいますか、発生するので、このような非課税世帯への助成なども用 意していただいたことも非常に良かったなと思います。先ほど他の委員からもありましたが、 今後も利用状況を見て、拡充などの御検討もいただきたいと思います。
それで、質問させていただきたい。ところで、今までの子育て訪問支援事業を非常に利用 される方も多かったと思うんですけれども、実態としてはどのような結果をお持ちでしょう か。ちょっとお伺いしたいと思います。
○答弁:
ゼロ歳、1歳児向けに行っております子育て訪問支援券ですけれども、各年代ごとに約1,900強のお子さんがいらっしゃるわけですけれども、そこの利用数から鑑 みると、大体、約半数弱の利用のところになるのかというふうに思っております。今回、子 育て訪問支援券はチケット方式でありますので、正確に何人使ったという部分はなかなか出 しづらい部分がございますので、あくまで推測でございますけれども、約半数弱ぐらいの 方々がお使いかなというふうに考えているところでございます。
○宮本:
ありがとうございます。そうですね。半数であれば、それはそれで制度として非常に良い制度だと思いますし、また一方で、私どもに届いているお声ですと、こういった子 育て訪問支援券という事業の支援券があること自体で、いざというときに助けてもらえると いうお守りのように持っていらっしゃる親御さんが多いというふうにお伺いしております。
今後、様々に利用を確認しながら展開していただくと思うんですけれども、一方で、ちょ うど多胎児家庭サポーター事業利用料助成制度というのを今年度始めていただいておりまし て、こちらはこちらで多胎児家庭にとっては本当に助かる制度、事業を始めていただいておりまして、この中にベビーシッター等家事支援、また産後ドゥーラのサポートという、ちょ っとベビーシッターをもう少し広げたような保護者への支援も行われているということで、 こちらも非常に好評ではないかと思うんですが、何が言いたいかといいますと、今の親御さ んたちにとっては、多胎児だけではなくて、独り、ワンオペでやっていらっしゃるようなお 母さん、お父さんにとっては、こういった家事支援とか、別の角度でのちょっと広いサポー トというのが求められているのではないかというふうに思うんですね。なので、そういった 部分も今後整備して、また来年度に向けて更新していく中で検討していただければなと思う んです。
そういう意味では、ちょっと比較できないのかもしれないんですけれども、今回、今年度 始まっているこの多胎児家庭サポーター事業の利用状況とか、評判といいますか、お声とか 評価、この辺、もう既に区のほうに届いているかどうか、ちょっとお伺いしたいんですけれ ども。
○答弁:
今年度から始まりました多胎児家庭サポーター事業、利用料助成制度ですけれども、まだ始まったばかりということもありまして、まだこれからかなというとこ ろではございますけれども、申請は幾つかいただいているというところで聞いているところ でございます。
○宮本:
ありがとうございます。多胎児サポーター事業の中の家事支援とかドゥーラサポートと、この辺ももう御利用いた だいているということですか。分かりますか。
○答弁:
まだどこまで使われたという部分は、これからのちょっと状況を見ながらというところになるので、この場でちょっとお答えすることは難しいんですけれども、 恐らく今回、ゼロ、1歳以外の多胎児をお持ちのお母さんにとっては、こういった家事支援 というのはかなり助かっている部分ではないかと思っておりますので、そういった部分を区 としてもアピールしながら、多くの多胎児を持たれる家庭が使えるようにしっかり周知して いきたいと考えているところでございます。
○宮本:
分かりました。ありがとうございます。その事業の今現在の、これ、多胎児用なんですけれども、家事支援とかドゥーラサポートの評判、評価のところを聞いていただいて、 来年度、こちらのベビーシッター利用料助成事業のほうに展開できないか、ちょっと御検討 いただければと思いますので、よろしくお願いします。
それと、もう最後の質問なんですけれども、今回、夜間もやっていただけるということで、 24時間ということになるんですけれども、こちらのニーズというのはどのように見ていらっ しゃるのか。それほど、ちょっとすみません。分からないんですけれども、どのような見込 みをお持ちでしょうか。
○答弁:
先ほど委員が少し御質問された家事支援の部分なんですけれども、今回2歳から6歳児までのこのベビーシッター利用料助成は、ベビーシッターのみの対象にな りまして、家事支援といった部分は対象外になってしまいます。その部分については、今後 どういった形で子育て世帯の方々を支援できるかという部分は検討していきたいと思ってお ります。
また、夜間の部分についてなんですけれども、これも始めてみないと分からない部分もあ るんですけれども、区のほうで行っておりますショートステイ、トワイライトステイという 部分の方々の属性を見ますと、多くは医療従事者の方であったりだとか、あるいはマスコミ といったジャンルの方が比較的多いというふうに実感しております。そういったところでそ ういった方々が気軽に使えるような制度になるということで、一定夜間の利用もあるのでは ないかというふうに考えているところでございます。
○宮本:
ありがとうございます。医療従事者の方の御利用、マスコミの方ということで、見込みがあるということで、是非御利用いただけるようになればと思いますし、また先ほど 申し上げたように、そういったメニューの中にシッターだけでなくて、支援、家事支援であ るとかドゥーラサポートのような、そういったものが入ってくると、より利用しやすい事業 になってくるかと思いますので、是非御検討お願いしたいと思います。
また、今回の事業が円滑に御利用者の方の利便性向上につながるように取り組んでいただ ければと思います。ありがとうございました。
以上です。
<コロナ感染拡大対策について、区から保育園への支援>
○宮本:
ありがとうございます。
私から、二つ御質問させていただきます。
まず、幼児保育課の皆様にお伺いしたいんですけども、ここ7月、8月ですか、コロナの 感染拡大がすごく増えてしまっていたところで、今ちょっと足元は大きくまた減ってきてい るんですけども、この間、幼児保育課の皆様には園への支援といいますか、応援であるとか、 また様々な取組をしてくださってきたと思います。様々な御尽力に感謝したいと思います。
具体的に幼児保育課の皆様が、園への支援であったり、またお子様、保護者への対応であ ったりとか、また連携、保健所とか、様々してきていただいたと思うんですけども、おっし ゃっていただける範囲で結構なんですが、どのように取り組んできてこられたのかお伺いし たいなと思うんで、よろしいでしょうか。
○答弁:
今、委員おっしゃるとおり、区立、私立問わず保育園における感染者、
こちらがかなり増えてきているような状況がございます。実際、臨時休園等を始め、そうい った対応をする中で、我々としてはまず園、あるいは保護者の方、園児、そういった方たち が混乱を来さないようにということで、感染症対応を進めているというところが前提にござ います。
最近ですと、これだけちょっと感染者が増えているというところもありまして、臨時休園 になってしまうという部分について、ある程度の御理解はしていただける、いつどこで起き るか分からないというような部分については、一定の御理解はいただいているというような ところで、その一方で、陽性者が発生した園においては、我々としては感染の状況とか調査 の進捗、あるいは休園にするのか、園運営を継続するのか、そういった内容について、そう いう情報を適切なタイミングでお知らせしていくということで、主にその保護者の方に安心 を得てもらおうという姿勢を目指しているところです。
今あった保健所のほうとはどんな感じなのというところですけども、やはり特に保健所と は、疫学調査を保健所のほうが実施するというような状況の中では、その情報のやり取りで あったり、実際に発生した園の感染症の終息に向けた手だて、あるいは感染拡大防止策とか というのを、我々幼児保育課と保健所と連名で出して注意喚起を行ったりとか、そういった 対応のほうに注力をして、感染自体をもうゼロにするという段階は終わったと思ってはおり まして、その中で感染症について心配、皆さんある中で、どれだけそういったところを緩和 できるかという視点で日々対応をしているところでございます。
○宮本:
ありがとうございます。 本当に大変な中、いろいろ御尽力いただいていることが分かりました。ありがとうござい
ます。親御さんなり保護者には混乱をしないように、また安心につながるように、情報を早 く的確にというようなところをポイントにされているんだなということもよく分かりました。 ありがとうございます。
これはちょっと私が個人的に心配しているところだったんですけど、報道では、そういっ た園に通うようなお子様は、基本的に発症しても重症化というケースはあんまりなく、軽症 若しくは無症状というんですかね、無症状の場合が多いという報道を見聞きしているんです けども、実際、実態としてはどのような状況なのか、もし分かれば教えていただきたいんで すが。
○答弁:
全てのお子さんの症例を確認しているわけではなくて、園を通してというような前提にはなってきますけども、私どものほうで把握している限り、いわゆる重篤に なる方、お子さんでというお話は聞いていないので、おっしゃるとおり、当然無症状で検査 を受けたら陽性になっちゃったというようなお子さんもいらっしゃいますし、あと通常の風 邪だと思っていたけど、念のため受けたら陽性でしたとかというお話も多々聞きますので、 そういう傾向はやはりあるのかなという印象は持っております。
○宮本:
ありがとうございます。
個人個人でその発症の仕方なりいろいろ違うと思うんですけども、ちょっと安心をしまし た。また、無症状であることで逆に感染の拡大につながってしまうということも、残念なが らあるのかもしれませんけども、ある意味、症状が軽症若しくは無症状ということで、やっ ぱりお子様はある程度そういったところで収まっているということは少し安心いたしました。
また、引き続き幼児保育課の皆様には、その保護者の皆様、子どもたちの感染拡大防止の ために、また園への支援など様々大変な状況かと思いますが、よろしくお願いいたします。 ありがとうございます。
<子育て世帯生活支援特別給付金の案内・周知の状況について>
二つ目の質問でございます。
コロナ禍におきまして、国の制度で子育て世帯生活支援特別給付金について、この委員会 におきまして、過去に御報告、実施されるというお話もいただいていまして、周知をしてい ただいていくと。また、申請しない世帯にはもう直接振り込むというお話をお伺いしました。
その状況についてちょっとお伺いしたいんですけども、私も子ども2人おりまして、このチ ラシをいただいて、全ての児童手当の世帯には漏れなく行っているんだなということで安心 をいたしまして、やはり以前からちょっと議論にもなり心配されていた、やはり収入が急変 した方がしっかりこの制度を認識していただいて、この情報が届いて、区にお問合わせをい ただけると、申し込みいただけるというふうになれるかどうかというところが大事であると、 今までお話を、議論をさせていただいてきましたけども、実際、こういう全世帯というか、 児童手当の世帯には送付していただいていると。また、その中にも、もし実際今周知なり、 以前のお話ですとポスターなりも作成してとかございましたが、実際にはどのように今周知 していただいているのかお伺いしたいと思います。
○答弁:
委員お尋ねの子育て世帯生活支援特別給付金の状況でございますけれ ども、まずひとり親の御家庭の方と、それ以外の方の世帯に向けた給付になっておりまして、 ひとり親世帯の方々に対して9月8日現在で557世帯、747人の児童の方に給付を行っており ます。この中に家計が急変された方の世帯は26件ほど今ございます。
また、ひとり親以外のその他の世帯の方々に向けた給付なんですけども、9月8日現在で 585世帯、936人の児童の方に給付をしております。この中に、9月8日時点では家計急変者 のお申込みはゼロ件でございますが、今数件お申込みがあるようですので、その部分は審査 をした上で適切に執行したいと思っております。
また、やはり委員御指摘のとおり、家計が急変された方に対してどのような周知をするか ということが我々としても重要だと考えておりまして、委員のほうからもお示しありました 児童手当を受給されていらっしゃる方には、全ての世帯の方々に送付させていただいて、かなりのお問合わせをいただいているような状況でございます。 また、児童手当を受給されていない16歳以上の方々で、なおかつ家計が急変されている方に向けては、区報、SNS、先ほど申し上げた戸別配送以外に、地下2階のマルチビジョン での放映を行っていたりとか、あるいは区設掲示板へのポスター掲示を11月頃に予定してお ります。また、9月の下旬から商店街連合会と連携しまして、商店街の子育て事業案内のポ スターの掲示をする予定でございまして、引き続き多くの世帯の方にこの事業が認知されま して、家計が急変された方に申請していただけるような取組を行ってまいりたいと考えてい るところでございます。
○宮本:
ありがとうございました。現在の申請の状況などもお伺いできまして、ありがとうございます。
また、今後も様々な方法を用いていただいて、工夫していただいて、1人でも多くの方が この制度に気付いていただいて、お問合わせをいただけるように取組をお願いしたいと思い ます。ありがとうございました。
以上でございます。