宮本伸一のブログ

災害対策調査特別委員会(令和3年2月25日)

○ 災害対策調査特別委員会

こんにちは。

令和3年2月25日に行われた災害対策調査特別委員会から、私からの質疑と答弁を4つご紹介します。

 

<文京区事業継続計画の更新について>

宮本:

事業継続の訓練の実施については、毎年の危機管理対応訓練で行うとあるが、災害対策本部が当時者として訓練を行なっている。現場の職員の対応についても訓練が必要と考えるが、伺う。

答弁:

時系列表に基づいた行動、「すぐやるリスト」と「TO DO リスト」を用いた確認を行うことにより、有事の際の対応を向上していく。

 

<コロナ禍における避難所>

宮本:

コロナ禍における避難所運営において、避難所運営ガイドラインを作成していただき、各避難所での訓練を進めていただいている。その中で、心配な点としてお声を頂いている。万が一、発熱者や感染者が避難所にこられた場合、別教室などの専用スペースで待機していただくことになり、災害対策本部と連携して対応を待つことになる。実際のところ、このあとの動きについては、感染者受け入れホテルや病院の確認、保健所での検査につなぐという、事業継続計画にのっとった対応になるが、避難所の方かたからすると、どれくらい避難所で待機することになるのかという不安な面もある。そうした意味では、そうした方を避難所から専用ホテルや病院等に移動する流れがあることをお示しすることで、安心につながると考えるが、伺う。

答弁:

有事の際の具体的な対応がはっきりと明確に答えられないが、できるだけ区民の皆さまにわかりやすく伝わるように努める。

 

<区内大学などとの協定について>

宮本:

現在、2次的な避難所として、区内大学などとの協定締結に取り組んでいただいている。そうした学校などにとっても、同じ共同体にあるもの同士であり、有事の際にはお互いに協力していかなければならない。そうした視点で協定締結に臨んでいただきたいと思うが、伺う。

答弁:

お互いのメリットにつながるという意味で、協定締結を進めていきたい。相手の事情もさまざまあるがスピード感を持って進める。

宮本:

ぜひ、頑張っていただきたい。その一方で、地域活動センター、アカデミー、交流館、区民会館、区 立の幼稚園、児童館など、また候補もありますよということが示されていますが、地元の方 とかあまり御存じないので、もしも避難所が一杯になる、しかし協定先もまだ協定が結べて いない、そうしたときどうするんですかといった不安もあるかと思いますので、こうした区 の施設も候補としてありますよということをお示しいただくことで、ある程度は不安の解消 にもつながると思いますので、その点も是非お願いしたいと思います。

 

<一斉情報配信システムについて>

宮本:

今年度の重点施策として、昨年の9月の委員会でも御報告いただいていましたが、一斉情 報配信システムを今実施に向けて取り組んでいただいていると思います。この事業の進捗、 そろそろ始まるのではないかと思いますが、お伺いしたいと思います。また、区の災害情報の提供の大事な場である防災ホームぺージ、また防災アプリというの もありますが、これについても改めて確認しますと、内容については大幅な刷新も必要なの ではないかなというふうに見えました。ちょうど今年度の事業では、災害情報システムの再 構築ということも取り組んでおられるとお伺いしていましたので、この防災ホームぺージと 防災アプリについてもちょっと考えていただく必要があるかと思いますが、この2点につい てお願いします。

答弁:

まず、一斉情報伝達システムに関しましては、今月中に対象者であります一部の避難行動要支援者に勧奨通知をお送りいたします。スマートフォンをお持ちでない方に 対しまして、専用のスマートフォンを貸与するとともに、来月の下旬には我々が持っている スマートフォンでもインストールができる対応アプリのほうを公開するスケジュールとなっ ております。また、配信の内容につきましては、防災行政無線の放送内容は従来からお話をしておりま すけれども、委員からも以前提案のありました新型コロナウイルスに関連にする、そういっ た感染症に関連するような今重要な情報ですとか、気象情報でいうと警報クラスについては、 この一斉情報伝達システムの中で配信をしてまいりたいと考えております。

また、防災ホームぺージ、防災アプリにつきましても、公開から現在のものは数年が経過 しておりまして、区民の皆様の利用頻度はあまり高くないというところは、我々も承知して いるところでございます。

今、委員からお話のありました令和4年度からリニューアルをされます災害情報システム の再構築の中で、これらについては刷新をする予定でございます。

防災用ホームぺージも、防災アプリにつきましても、直感的で分かりやすい画面構成で、 区民の皆様にとって有益な情報がコンパクトに詰まったものを構築する予定でございます。

宮本:

一斉情報配信システム、着実に御準備が進んでいるということでありがとうございます。 我々もスマホを持っている方は、アプリをタウンロードすることもできるようになるという、 予定どおり進んでいるということで期待をしております。

また、その上で私も御提案していましたその一斉情報配信システムが、有事の際の防災行 政無線の情報を流すだけではなくて、有事だけでといいますと、1年間何もない可能性も下手したらJアラートの情報だけということもありますので、それ以外のときに御提案してい た重要な感染情報などにも配信、情報提供の活用も進めていらっしゃるということで、あり がとうございます。是非円滑に実施できるよう準備のほうをお願いします。

引き続き、文京区における災害対策の施策の充実のため全力で取り組んでまいります。

(おわり)

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